テレビ番組

テレビジョンエイジという雑誌について
私が外国テレビ映画にはまり始めたのは、いまからもう20年以上も前のことです。
そのころ本屋には、外国のテレビ俳優の顔写真を表紙にした「テレビジョンエイジ」という雑誌がありました。同じジャンルを扱っている雑誌の中でも、特異な存在で、全く広告を載せない雑誌でした。

そんなに売れる雑誌ではなく、本屋でも1〜2冊しかありませんでした。バックナンバーを探そうと他県まで出かけたこともありますが、どこでも「名前は知っているけど、あれは長持ちしないから」などと言う理由で巡り会えないのでした。私は、とうとう定期購読を申し込み、発売日を楽しみに待つようになりました。
毎月読むうちに、特異に思えたのは、広告を載せないからではなく、編集長がほとんど一人で発行している、ほとんど、同人誌だからだと気づいたのです。この編集長という人のこだわりは相当なものでした。ある時、本の製造工程で落丁などのミスがあったことが判明し、編集長は、コメントを載せました。「ミスのある本などを、好事家などは高い値を付けて有り難がるようだが、付加価値ばかりを追求するそんなやり方は道を外れている。私は、ミスのあった本をすべて交換します。」
記事も地道に翻訳して載せてあり、好きな本でしたが、ある号から背表紙に広告が載ることになり、まもなくして発刊が遅れ始め、やがて私も定期購読をやめたのでした。

まだあの編集長はどこかで、こだわりながら生きていらっしゃるでしょうか?
営利主義の本ばかりならぶ本屋の棚を見るたび、懐かしく思い出します。


テレビ番組(外国作品) 2002/09/09更新
題名 年代 コメント
ララミー牧場 1959 私の従姉は、ララミー友の会に入っていました。いなせな流れ者、ジェスが格好良かったのです。二丁拳銃でしたよね。弟がよくまねしていました。
ローハイド 1959 西部劇全盛時代ですね。男たちばかりで、牛の群を連れて行く旅。夜になると、たき火の周りでみんなしょっちゅうコーヒーを飲んでましたね。豆ばかりの食事だったような。カウボーイの青年役で、クリント・イーストウッドが出ていたのは有名です。
名犬ラッシー 1957 河を流されるラッシーを見て「死んじゃうー」と幼い私は泣いたそうです。
アンタッチャブル 1959 幼い私には大人の世界でしたが、エリオット・ネスの端正な顔と、名は覚えています。
ベンケーシー 1961 あんまり見ていませんでした。今見る方が面白いかも。品行方正な、医者のイメージができそう。
コンバット 1962 コンバットマーチが流れると、すぐに浮かびますねえ、昔のサンダース軍曹の顔が。これを子供のころ見たせいで、長いこと、アメリカ軍は善で、ドイツ軍は何をするかわからない(日本語に訳さず流れるので言葉もわからず)悪役と思っていました。
じゃじゃ馬億万長者 1962 初めて見た時は、実は嫌いでした。田舎者の、わがままな金持ちは我慢できなかったのです。今は笑えますけどね。
逃亡者 1963 大人が夢中になってみていました。無実の罪で追われる医者、キンブル。きっと真犯人は、追いかけている、刑事に違いないという推測を何度も聞きました。憎たらしい顔していたものね。
わんぱくフリッパー 1964 家の近くの海に、イルカが泳いでいるなんて、アメリカってすごいなと思ってました。
サンダーバード 1964 人形劇?。イギリス製らしい、味付けがありました。アメリカだと、家族ではなく有志でやるだろうな、国際救助隊なら。大金持ちだよね、宇宙ステーションまで持ってるなんて。あのころ、女の子は、お気に入りの隊員が一人は言えたものです。ハンサム揃いの家族でした!
どらねこ大将 1961 野良猫生活は、自由で気ままに思えました。
0011ナポレオンソロ 1965 再放送で見ました。大人気でしたね。スパイ物のパロディー版と言っていいかなあ。確か、主人公二人の声は、矢島正明さんと、野沢那智さんがやってらしたような。
宇宙家族ロビンソン 1965 ロビンソン漂流記にはスイス家族ロビンソンという似た話があって、(確か、名作アニメ劇場として、放映されたことがありますよ)それの宇宙版ですね。ロボットとスミス博士が人気でした。アメリカでは長女役の子が人気でたようです。
宇宙大作戦 1966 スター・トレック!はまりました!なんといっても、ミスター・スポックと、ドクターマッコイの掛け合いが良かった。カーク船長も好きでした。
タイムトンネル 1967 トンネルの中から主人公二人は出られず、永遠に時の中をさまようのか。最終回はそういう救いのない終わり方だったと思います。
インベーダー 1967 宇宙人は怖かった!人間に紛れているという設定でしたが、ただ一つ、小指が曲がらない!笑っちゃいますね。そこのあなた、小指を立ててはだめですよ!
ジョー90 1968 サンダーバードと同じイギリスのアンダーソン夫婦の制作。人形ものです。
巨人の惑星 1969 猿の惑星のパロディー版?いえいえ。でも子供心に制作費をケチってあるよなと感じました。これじゃ、小人ものだよ。 
謎の円盤UFO 1970 アンダーソンが、人間の俳優でやっています。大人を狙ったのかな。ストレイカー長官の家族が描かれるエピソードは、子供向けではありませんでしたね。私の従姉の鑑賞にも堪えたようです。プラチナ・ブロンドという言葉に憧れましたねえ。でも演じていた俳優さんは、もともと茶色い口ひげを蓄えた、イギリス紳士でした。
警部マクロード 1974 いかにも、アメリカらしい、騎馬警官!違うって。
キングコング 1966  
刑事コジャック 1975 コジャックは確か、ギリシャ人でしたね。森山秀一郎さんの声も、この一歩間違えばやくざの親分という風貌にあってました。
刑事スタスキー&ハッチ 1975 二人組の警官物はこのころ、多かった。
スペース1999 1975 主人公の顔が・・・悪役だぜ。UFOと同じ制作会社のあまり売れなかった作品です。
ロックフォードの事件メモ 1975 中年そのものという主人公が、かっこよさとはほど遠いのに、そう見えてくる。
美女と野獣    
新スタートレック   一人で深夜こっそりと見ていたのに、いつの間にか旦那を引きずり込んでしまった。今ではもしかしたら旦那の方がはまってます。その時々の、アメリカ人の考え方がわかって面白いと思った事があります。祖国を負われた難民、同性愛等がアレンジされてエピソードになっています。Qの出てくる話は無類に面白いし。私が一番好きなのは、古代に消滅した人々の中で艦長が家族を作る話。失われた家族を思って吹かれる古代の笛は、切ない音がしました。「誰かが覚えていて欲しい」と願いを乗せて。
テレビ番組(国内作品) 2001/11/19更新
題名 あらすじ コメント
ふしぎな少年 時間を止める能力を持った少年の話。手塚治虫原作。 「時間よとまれ!」というセリフは、子供の間ではやりました。
タイム・トラベラー 時間旅行の能力を持つ少女の話。原作は、筒井康隆のSF。. NHKテレビで放送。この主題歌が好きでした。先日、NHKで最終回のみ、再放送されました。ケン・ソゴル(木下清)、吉山和子(島田淳子)。懐かしかったけれど、今見ると何とも古いですね。
ひょっこりひょうたん島 人形劇。ある日、ひょっこり、離れて漂いだしたひょうたん島では・・・ 主題歌の突き抜ける前向きな姿勢には、成長期の日本の姿が見えるようです、なんちゃって。
ちろりん村とくるみの木 人形劇。 私の中では一番古いテレビの記憶です。
素浪人花山大吉 時代劇。ちょっと、おかしなやつだけど、腕は抜群にたつ。 父のお気に入りでした。主人も同じだったと聞いて、驚きました。
レインボーマン ヒーロー物。インドの山奥で修行したのだ。(笑) 何で、こんなに弱いヒーローなのか。時々、何時間も休息しなきゃならないし。苦痛にゆがむ主人公の顔が忘れられません。演じていたのは、水谷邦久さん。
ハリスの旋風
(国松さまのおとおりだい)
   
夢の島少女 実は、詳しい内容を知りません。 確か、高校の修学旅行先、宿で夢中になってみんなで見たのがこれだと思います。
四季・ユートピアノ ピアノの調律師の女性が主人公。  
川の流れはバイオリンの音    
紅い花 つげ義春原作の短編を繋ぎ合わせたような形式のドラマでした。  
あつまれじゃんけんぽん NHKの人形劇。異国からやってきた、なかなか心を開かない友達のこと、死期の近いおばあちゃんとの思い出、いいエピソードがいっぱいありました。 子供と一緒に見始めて、その内容が面白くて、後では一人でよく見ていました。
仮面ライダークウガ ヒーロー物。懐かしい仮面ライダーが復活。 作り方全てが、こだわってましたね。主人公が、どちらかというと格好良くない、笑顔いっぱいの青年であり、そのことが、最終回のあの青空までつながっていたと思うと、感心します。